応援を、製品化につなげる。
自社ECを基盤に、支援数のリアルタイム表示と応援メッセージを実装。外部プラットフォームへの手数料を抑え、支援してくださった方々の期待を製品化につなげた経験と、当社のシステム設計の考え方を紹介します。
コラム|自社ECでつくった、クラウドファンディングの仕組み
試作品を公開すると、「欲しい」「販売されたら買いたい」という声をいただくようになりました。
うれしい反応です。しかし、量産にはまとまった資金が必要です。実際にどれだけの方が購入してくださるのか分からないまま、製造を始めることにも不安がありました。
そこで選んだのが、製品化に先立って支援を募るクラウドファンディングでした。
集まった資金を、できるだけ製品化に使いたい
クラウドファンディングには、既存のプラットフォームを利用する方法があります。掲載や決済、運営支援などが用意されている一方、集まった金額の約2割に及ぶ手数料がかかるサービスもあります。
製造に資金が必要な私たちにとって、この費用は小さくありませんでした。
そこで、自社で運用していたECを基盤に、支援を受け付ける仕組みをつくりました。
決済や開発・運用の費用も見込んだうえで、外部プラットフォームへの手数料を抑え、製品化に回せる資金を確保する。自分たちのシステム開発の強みを、資金調達にも活かした判断です。
通常のカートに、支援の様子が見える機能を加える
ただ予約注文を受け付けるだけでは、挑戦の進み具合や、応援してくださる方の想いが伝わりません。
そこで、通常のECに二つの機能を加えました。
支援数をリアルタイムで表示する。
お客様からの応援メッセージを表示する。
支援の状況が分かり、寄せられた言葉も読める。これから参加する方にも、すでに支援してくださった方にも、挑戦の様子が伝わるページを目指しました。
販売の形が変われば、必要な機能も変わります。今回は、既存のECに手を加えることで、その売り方に合った受け皿を用意しました。
支援は、注文数だけでは表せない
参加してくださった方々は、まだ量産前の商品にお金を支払い、完成を待ってくださいました。
試作品に意見をくださった方。開発を見守り、紹介してくださった方。そして、応援の言葉を届けてくださった方。
その支えがなければ、私たちは製品化への一歩を踏み出せなかったと思います。
支援数は、製造や資金調達を考えるための大切な数字です。同時に、その一つひとつが、私たちに寄せていただいた期待でもあります。仕組みをつくった側として、その期待に応える責任を感じています。
売り方に合わせて、システムをつくる
この経験には、たっきゅんの仕事の進め方が表れています。
先に実現したい商売の形を考える。そのうえで、必要な機能を設計し、実装する。費用とお客様の体験を見直し、事業に使える資金を残す。
標準のカートでは対応しきれない売り方を、実際に動く仕組みにする。それが、私たちの得意な仕事です。
予約販売や継続購入、個別の商談など、売りたい方法と現在のシステムが合っていないとき。その間にある課題から、ご相談いただければと思います。
